ほどよい甘酸っぱさが人気のフルーツ
バラ科の一種であるイチゴ。実は普段食べている部分は果実ではないということをご存知ですか? この部分は花かたく托が発達した花の一部で、果実はゴマのような粒の一つひとつなのです。
ビタミンCを多く含んでいるため、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果が期待できます。また、赤い色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で、眼精疲労回復や視力回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、がん予防にも効果が期待できるとされています。
選ぶ際は、十分にヘタの近くまで色付いていてムラがないものや、表面にツヤがあり産毛のようなものが残っているもの、ヘタが鮮やかな緑色でピンと立っているものを選びましょう。また、パックに詰められているものは、下敷きになっているイチゴが柔らかくなっていないかもチェックしましょう。
イチゴミルクやソースに加工する場合は冷凍保存ができますが、生のままで食べるのであればヘタを付けたままラップをして冷蔵庫に入れます。なるべく早く食べるようにし、水洗いは食べる直前に行いましょう。
イチゴには「紅ほっぺ」や「章姫(あきひめ)」などさまざまな品種があり、それぞれ果汁や果肉、酸味、甘み、香りなどに特徴があります。ぜひ地元のイチゴで食べ比べてみてください。