消化促進や二日酔いの予防にも効果
いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではなく、「隠頭花序」と呼ばれる花軸が肥大化する果物で、私たちが食べている部分がその花にあたります。
いちじくは水溶性食物繊維のペクチンを多く含み、腸の活動を活発にしてくれる働きがあります。ほかにもミネラルやカリウム、フィシンと呼ばれる酵素を含んでおり、食後に食べると消化を促進させてくれたり、お酒の後に食べると、二日酔いになりにくいといわれています。
食べごろのいちじくは、ふっくらと大きく丸みがあり、果皮に張りや弾力のあるもの、全体的に色づきが良く、香りの良いものを選びましょう。また、いちじくは鮮度が命ですので、なるべく早く食べ切りましょう。未熟ないちじくは胃を痛めることもあるので、熟してから食べてください。
保存するときは、ビニール袋などに入れて冷蔵庫に入れてください。それでも、早めに食べ切ることをおすすめします。冷凍保存する場合は、解凍してから食べやすいように皮をむき、ぴったりとラップなどで包んで保存しましょう。