キャベツの栄養素で特徴的なのはビタミンUで、「キャベジン」とも呼ばれています。これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍(かいよう)作用があり、潰瘍の予防や治療、胸やけの予防などに効果が期待できます。また、でんぷん分解酵素である「ジアスターゼ」は、消化を助けて胃酸過多、胃もたれ、胸やけなどに効果があるとされています。風邪予防や疲労回復作用があるビタミンCや、骨の形成作用があるビタミンKも豊富に含まれています。
選ぶ際には、ずっしりと重みがあり、みずみずしい外葉が付いたままで緑色が濃いもの、軸が太すぎず切り口が新しいものを選びましょう。保存のする場合は、ビニール袋などに入れて口を緩く閉じ冷蔵庫の野菜室に入れます。丸のままだと日が持ちますが、軸の部分をくり抜き、水を含ませたキッチ身体に嬉しいビタミンがたっぷりンペーパーを詰めて袋に入れておくとさらに長持ちします。
この時期に出回っている冬キャベツは、加熱しても煮崩れしにくいのが特徴。ビタミンCは水に溶けやすいので、煮物の場合は滋養を含んだスープごといただきしょう。