~春の味覚を代表する食材~
タケノコはご存知のとおり竹の芽の部分で、竹は意外にもイネ科に属しています。筍と書く由来は、一旬(約10日)であの竹に生長してしまうためと言われています。
グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのアミノ酸を含み、疲労回復に効果が期待できます。カリウムも豊富で、高血圧に効果があり足などのむくみを取る作用もあります。また、食物繊維も多く含んでおり、便秘や大腸がんなどの予防に効果が期待できます。
タケノコは、伸びすぎていたり日に当たる時間
が長いものはアクが強く、収穫後時間が経つごとにアクが強くなります。伸びすぎず太くて短いもの、皮の色が薄く皮の部分がしっとりしていて乾いていないもの、下部に赤いぶつぶつが少ないものを選びましょう。
また、鮮度が命なので、できるだけ早く調理することが大切です。茹でる際は、水と米ぬかを入れた鍋にタケノコを皮ごと入れ、落とし蓋をして40分~1時間ほど茹でます。大きいものやえぐみが強いものは長めに茹でますが、茹ですぎると風味も抜けてしまうので注意しましょう。茹でた後は冷めるまでそのまま放置し、鍋から取り出して皮を剥き、さっと水洗いします。保存する際は、水に浸して蓋をし、冷蔵庫で保存します。水をこまめに変えると1週間ほど持つので、和洋折衷のさまざまな料理で楽しみましょう。