お茶とは、ツバキ科のチャ樹の葉を加工して作られたもので、発酵させないものが緑茶、発酵させたものが紅茶、そして半発酵がウーロン茶となります。その中で緑茶は、茶の生葉の成分や色がそのまま移行するのが特徴。それゆえ、シーズンで1番最初に摘まれ、栄養たっぷりの葉で作る一番茶、つまり新茶が良質とされています。
ほかのお茶に比べ、緑茶にはビタミンCが多く含まれています。普段よく飲まれる煎茶には、ビタミンCが1杯(200㎖)に約12㎎含まれるとされており、7~8杯の煎茶で1日に必要なビタミンCをとることができます。また緑茶には渋味成分であるカテキン類も含まれており、抗酸化やガン転移阻害、血圧上昇抑制、抗ウイルスなどの作用があるとされています。
緑茶の魅力はすくすくと自然の中で育った生の葉の栄養をそのままいただけることにあります。少し手間がかかっても、ときには緑茶を急須で淹れて、渋味も含めて自然の恵みを丸ごといただくのも贅沢なことではないでしょうか。