～香りで食欲増進　スタミナをつけたいときの味方～

　ニラの香りのもとは硫化アリルの一種アリシンという物質で、ビタミンＢ１の吸収を助け、疲労回復・滋養強壮に効果があるとされています
。アリシンは免疫力を高めがん予防によいとされ、ほかにも冷え性や動脈硬化、血栓の予防にも効果が期待されます。料理に深みを出してくれる香りは、食欲増進の強い味方です。

　新鮮なニラは、葉の色が濃い緑で幅が広く肉厚、張りとツヤがありピンと真っ直ぐ伸びています。切り口が新しく変色していないもの、葉が折れていないものを選びましょう。

　ニラを保存するときは、乾燥しないよう新聞紙で包んで袋に入れ冷蔵庫の野菜室で立てておき、2〜3日ほどで食べ切りましょう。

　火が通りやすいので、炒め物には生のまま入れて手早く仕上げます。茹でる際にも、歯触りが残るよう沸騰させた湯で1〜2分湯がく程度にしましょう。

　冷凍保存すると食感は弱くなりますが、汁物やニラ玉などの料理に便利です。料理に合わせたサイズに切って洗い、水気を拭き取ってからラップなどで包んで空気を抜いて冷凍し、使うときは解凍せずそのまま使いましょう。