おなかの掃除にはもってこい
鍋物やおでん、煮しめなど、今も昔も、日本の食卓に登場しているコンニャク。原料はサトイモの仲間のコンニャク芋です。
コンニャクは、グルコマンナンという食物繊維が豊富に含まれていることが特徴。グルコマンナンは胃でほとんど消化されずに腸に下りてくるので、腸の働きを活発にします。そして腸の中にたまっている老廃物を吸収して排泄させます。また、グルコマンナンには、コレステロールを吸収する作用があるといわれており、高血圧や動脈硬化、糖尿病に効果が期待できます。
また、コンニャクに含まれているカルシウムもぜひ取りたい栄養素。カルシウムは骨を強くして骨粗しょう症を予防し、神経のイライラを静めます。
コンニャクはほとんどが水分でカロリーがないので、ダイエット食品としても注目を浴びています。ただし、胃で消化されにくいので、胃腸が弱っているときには食べ過ぎに気を付け、野菜などとあわせてバランスよく食べるようにしましょう。