~シンプルだから、変幻自在!~
春から初夏にかけて出回るジャガイモは“新じゃが”と呼ばれ、収穫後すぐに出荷されたものは皮が薄く、みずみずしいのが特徴です。
栄養面では、ビタミンB1やビタミンCを多く含んでいます。一般的にビタミンCは熱に弱いのですが、ジャガイモのビタミンCはでんぷんの粒に囲まれているため、加熱しても壊れにくいという性質があります。
選ぶ際は、まず何の料理に使うのかを考え、品種を決めましょう。男爵薯はホクホクとした食感で粉ふきイモやポテトサラダなどに、メークインは煮崩れしにくいためシチューなどに、そしてキタアカリはホクホクとした食感と甘みもあるためじゃがバターなどに向いています。また、かたくてしなびていないものを選び、芽が出始めていたり皮が薄く緑色になっていないか確認しましょう。光に当たると芽が出たり皮が緑色になりやすく、“ソラニン”という有害な物質が作られてしまいます。新聞紙や紙袋に包んで冷暗所、暑い時期ならポリ袋に入れて野菜室で保存し、芽が出てしまった際は必ずえぐり取ってください。
煮ればほっくり、刻んで炒めればシャキシャキ、すりおろして焼けばもっちりと、調理方法によってさまざまな食感を楽しみましょう。