令和3年産のJAこうか管内の地場検査結果について、地域・品種別に見てみましょう。
本年度の地場検査米の1等比率はうるち米全体で82.1%(全地区平均)となり、2等以下の格付け理由は「乳白米・腹白」「カメムシ類」が多くを占めています。
日本晴・きぬむすめ等の中生以降の品種については、盆時期の長雨の影響により、①いもち病の発生、②幼穂形成期から出穂期の日照不足による収量の減少が見られました。今後、詳しい調査結果がわかり次第、研修会および農談会などで報告させていただきます。
※ 右記の結果は、令和3年10月7日時点のものです。また、数値が/となっている箇所は、時点で検査がないものです
※ 合計の数値は全地区の地場検査出荷袋数に応じた等級比率を表しています
品種別の1等比率の状況を見ると、今年は全体的に1等比率が大きく上昇しています(令和2年度の1等比率は56.3% ※令和2年
10月7日時点)。特別栽培米と、一般栽培米を比較すると、特別栽培米のほうが1等比率が高い傾向となりました。
日常の管理が第一ではありますが、次年度の計画を立てる際には作付品種の選定や栽培管理体系の見直しをしてみてはいかがでしょうか。