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農のこと

【3月の営農情報】茶園管理について

 気温の上昇により、茶樹の生育も活発化してきます。一番茶の伸育前には速効性肥料を主体とした芽出し肥を施しましょう。あわせて、一番茶の収穫に向け防霜ファンや摘採機、製茶機械などの点検を必ず行い、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。

春整枝

 秋整枝を行わなかった茶園では春整枝を行いましょう。春整枝は地下部の活動が始まる直前(平坦地では3月上旬~中旬頃、山間地では3月中旬~下旬頃)に実施し、整枝位置については、前年の二番茶摘採後の整枝面から4~6㎝上の高さで行ってください。整枝位置が深すぎると秋から冬にかけて充実した芽が刈り取られ、萌芽の遅れや減収の原因となりますので注意しましょう。

カンザワハダニ

 越冬ダニは3月中旬~下旬が基幹防除の時期となります。茶園をよく観察し、発生初期の防除に努めましょう。薬剤散布について、ダニが生息しているすそ部の葉裏まで薬剤がしっかりかかるよう丁寧に散布し、薬剤の選択については抵抗性固体の出現防止のため同一系薬剤の連用を避けるように努めましょう。

 なお、農薬の散布前にはラベルをよく読み、使用基準を遵守するとともに、防護メガネや防護マスクなどを着用してください。また風が強い日など、他の農産物に飛散する恐れのある日は散布を避けるなど細心の注意を払いましょう。

 

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