JAこうか女性部は2月16日と17日の2日間、甲賀市水口町にある同JA本所研修室で、農の学習会として「春夏野菜の園芸講座」を実施しました。
農の学習会は、主に同JA女性部員を対象とした全体活動の一つで、“食と農”を基軸として活動する女性部員らに対し、農業を始めるきっかけを作るとともに、農業の知識を深めてもらうことを目的としており、今年で6年目になります。
講座では両日合わせて53名が参加し、同JA 園芸特産販売課の川嶋大延営農指導員と、上田健司営農指導員が講師となり、春夏野菜を中心とした野菜作りの基本やコツなどを説明しました。
「野菜作りの基本」として開いた16日の園芸講座では、土作りや肥料の種類、連作障害や病害虫対策について説明しその後、雑草の防ぎ方や農薬ラベルの読み方、希釈方法などを紹介しました。また、「おすすめの春夏野菜の栽培方法」として開いた17日の園芸講座では、甲賀忍者をイメージした同JAブランド野菜「忍(しのび)」シリーズの「忍美青椒(しのびぴーまん)」やインゲン、エダマメなどの植え付け方法や、直売所での販売を想定した野菜作りの技法などを紹介し、参加者は積極的に質問をしたり、熱心にメモを取っていました。上田営農指導員からは、「「忍(しのび)」シリーズは、同JAが定める栽培基準や規格を満たした野菜であるが、これを機会にぜひみなさんに挑戦してほしい」と話しました。
参加者からは「連作や土作りなど、基礎を学べ良かった」「野菜づくりの技法を実践して、良いものができたら出荷したい」などと感想が上がりました。