JAこうか

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新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。

 ご家族お揃いでお健やかに新年をお迎えのこと心からお慶び申し上げます。

 旧年中はJAこうかの各事業ならびに運営に対し、格別のご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、4月には全国で緊急事態宣言が出され、7月の東京オリンピックが延期となるなど、国内のみでなく世界的規模で社会や経済に深刻な影響を受けました。令和3年を迎えた今もなお、収拾の道筋が見えていない現状であり、一刻も早く事態が収まることを願うばかりであります。

 農業分野では、インバウンド需要の減少や百貨店等の休業、小中学校等の休校により、業務用・加工用の米、野菜等の需要が減少し、JAの販売事業に影響を受けています。特産物であるお茶については、消費量と販売量の減少に起因する市場価格の低迷により、茶生産農家の経営にも甚大な影響を受けております。

 JAこうかでは、各種補助金や助成金の申請支援とともに、生産資材の特別価格での提供や代金決済の延長、営農指導員と融資担当者らの農家訪問による農業関連融資の提案など、農業者の経営支援に取り組んでいるところです。 JAへの参画促進や接点活動として取り組んでいます1地区1協同組合活動、ふれあい楽座、大農業祭など、昨年は多数の方にお集まりいただくことが困難でありました。そのような状況の中、対話と絆づくりを目的とした役職員による認定農業者への訪問、昨年度新たに就任をいただいた総代や運営委員の皆さまへ日本農業新聞移動編集局に併せて同新聞の購読をお願いし、コロナ禍のもとで接点活動に取り組んでいます。

 農業をとりまく情勢は、人口減少に伴うマーケットの縮小や農業従事者の減少など、厳しい環境のもと、日欧経済連携協定(日欧EPA)に加え、米国との二国間貿易協定の発効、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の合意など、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を超えない水準と言われていますが、我が国が経験したことがない農畜産物の市場開放に向かっています。

 JAグループは、農業者の生産意欲や生産基盤が損なわれることのないよう、万全な国内対策の実施がされるよう政府に求めていますので、組合員・地域の皆さまのご支援をお願いいたします。image

 令和3年度はJAこうか第15次3カ年計画の中間年度を迎えます。地域の農業と組合員を取り巻く環境が刻々と変化する中、将来に向けて持続可能な経営基盤を確立し、組織と事業の必要な見直しを行い、計画の着実な実践に努めてまいります。

 JAこうかの役職員は一丸となって組合員の期待に応えられることができますよう取り組んでまいりますので、一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

代表理事組合長 山田 嘉一郎

 

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