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【11月の営農情報】令和元年産米の状況

 令和元年産のJAこうか管内の地場検査結果について、地域・品種別に見てみましょう。
 本年産の地場検査米の1等比率はうるち米全体で48·5%(全地区平均)となり、2等以下の格付け理由は「乳心白」「整粒不足」が多くを占め、「着色粒」も発生しています。

 品質不良の発生原因として、県農業技術振興センターに聞き取りを行った現段階では①幼穂形成期から出穂期の日照不足②登熟期の高温が考えられるとのことでした。今後詳しい調査結果が発表され次第、広報紙や研修会などで報告させていただきます。

地域・品種別の1等比率の状況(単位:%)
 

特栽コシヒカリ

コシヒカリ 特栽キヌヒカリ キヌヒカリ 特栽みずかがみ みずかがみ 日本晴
水口 35.8 35.7 30.7 6.9 56.2 32.7 80.4
土山 50.8 49.0 29.4 31.5 59.1 65.8 100.0
甲賀 44.8 15.2 45.2 16.9 76.5 79.7 67.6
甲南 43.3 33.9 24.5 21.5 68.1 74.4 54.9
信楽 71.5 76.8 16.3 39.6 51.5 69.2 0.0
湖南 33.8 0.0 35.8 0.0 78.0 31.8 77.1
合計 49.4 37.9 33.8 17.6 65.3 55.7 71.8

 ※右記の結果は令和元年10月10日時点のものです

※数値が0.0となっいる箇所は1等がありませんでした

※ 合計の数値は全地区の出荷袋数に応じた等級比率を表しています。

 品種別の1等比率の状況を見ると、早生品種では特栽みずかがみ、みずかがみ、特栽コシヒカリの順に1等比率が高く、中生品種である日本晴も高い1等比率となりました。また特別栽培米と一般栽培米を比較すると、特別栽培米のほうが1等比率が高い傾向となりました。

 日常の管理が第一ではありますが、次年度の計画を立てる際には作付品種の選定や栽培管理体系の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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