畑の準備
ジャガイモは連作障害が発生しやすいので、ナス科の野菜が3年間は作付されていない場所を選び、基肥を入れ60~70㎝幅の畝を立てます。マルチ栽培の場合は土寄せができないため高畝にしましょう。
※ 生育初期に肥料を効かせ、開花以降は肥切れさせるのがポイントです。前作の肥料が残っている畑では、施用量を控えましょう
※ 土がアルカリ性になると病気(そうか病)が発生しやすくなるため、石灰を使用しないか、少なめに施用しましょう
植付け
種イモが60g(鶏卵くらいの大きさ)より大きい場合は芽を2つ以上つけて切り分け、2日間ほど陰干しして切り口を乾かします。切り分けた種イモの切断面に石灰をまぶすと腐敗による欠株が少なくなります。植付けは、切り口を下にして株間20~30㎝で並べ、7~8㎝覆土をします。そこへ黒マルチを張ると雑草が抑えられ、地温も高まって収穫期が早まります。
※ 新芽は霜に弱いので、遅霜の心配がなくなってから地上に芽を出すよう3月中旬~4月初旬に植付けましょう
※ マルチを張る際は、追肥と土寄せができないので、追肥を入れておき、覆土を通常より厚めにします
芽かき
芽数が多いとイモが小さくなるので、強い芽を1株あたり2~3本残し株元からかきとります。マルチをした場合は、芽が伸びてマルチを押し上げてきたら遅れないように穴を開け、強い芽を2~3本残し出してやります。
追肥・土寄せ
芽が15㎝くらい伸びた頃とその10日後くらいに高度化成肥料を1㎡あたり30g施用し、株元に5㎝くらい土寄せを行います。
※マルチをしている場合は不要です
収穫
茎葉が黄色くなった時期が収穫適期です。収穫は晴天の日に行い、掘り出したイモは、冷暗所で自然乾燥させます。花が咲きだす頃にはイモも少し大きくなっているので、早堀りジャガイモを収穫するのも良いでしょう。