JAこうか(以下「当JA」)はこのたび、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行するソーシャル・ボンド「JICA債」に投資したことをお知らせいたします。ソーシャル・ボンドとは、調達された資金が、基礎インフラ開発や社会サービスへのアクセス改善等、社会課題への対応を目的とした分野への投融資に利用されることを前提として発行される債券です。ソーシャル・ボンドにより調達された資金はJICAが実施機関となっている政府開発援助(ODA)の有償資金協力事業を通じて、開発途上地域、日本および国際経済社会の健全な発展や基礎インフラ開発や社会サービスへのアクセス改善等、飢餓・持続可能な農業等社会課題への対応を目的とした分野への投融資に利用されます。
また、2016年12月22日に日本政府が策定・公表した「持続可能な開発目標(SDGs)実施方針」において、JICA債の発行がSDGsを達成するための具体的施策の一項目として掲げられています。
当JAは『農業を振興し、職と緑と水を大切にします』、『心豊かで住みよい地域づくりに積極的に貢献します』、『人と人とのつながりを大切にします』を基本理念としていることから、社会の一員として、持続可能な社会の実現に積極的に貢献したいと考えています。
世界人口の増加、生活の変化や気候変動といった環境変化の中、必要な食料を必要な時に安定的に入手するためには持続可能な農業が必要です。また、食料生産には、肥沃な土壌や水といった自然資源が必要であり、自然資源に過剰な負荷をかけない形で農業を進めていくことも必要です。このような状況下、JICA債への投資が開発途上地域の持続可能な農業の推進、日本及び国際社会の健全な発展のために活用され、地域経済の発展に繋がっていくことを期待しております。
当JAは引き続きリスクの少ない、安全な資産運用を行い「SDGs」の達成への貢献と社会的使命・役割を果たして参ります。
■JICA債の概要
・債券名 第47回国際協力機構債券
・発行総額 150億円
・当JA購入額 1億円
・利率 0.636%/年
・期間 20年(2038年12月20日償還)
・発行日 2018年12月20日