品質の良いものを収穫するには、生育初期の管理が大切です。
間引き
アブラナ科などの葉根菜類は播種後、発芽すると密生状態になり、そのままにしておくと軟弱徒長の原因になります。間引きは1回で済ませるのではなく、生育に応じて2~3回に分けて行いましょう。
1回目
子葉の形の良いものを残し、密植部を中心に間引きましょう。
2回目以降
生育が遅れているもの、葉が奇形しているもの、病気や虫に侵されているものを中心に間引きましょう。株が大きくなり、引き抜くと隣の株に影響を与える場合はハサミなどで切り取りましょう。
(例)ダイコンの場合
1回目は、本葉1枚の頃に。2回目は、3~4枚の頃に2本仕立てに。3回目は、本葉5~6枚の頃に1本仕立てに行うのが良いでしょう。
害虫防除
アブラナ科の野菜を中心にヨトウムシやコナガの幼虫による食害を受けることが多いので、早期に発見し、捕殺や薬剤散布による防除を心掛けましょう。