防霜対策
4月以降の気象は激しく変動するため、気温の変化や霜注意報・警報などの情報に細心の注意を払いましょう。4月中旬から5月中旬にかけての晩霜が、最も大きな被害をもたらすので、防霜対策を万全にしましょう。すでに茶園では防霜ファンなどによって対策をとられているところですが、霜注意報などの発令時や数日ごとに防霜ファンの作動点検を行いましょう。
被覆資材の直掛けによる防霜対策では、暴風雨・強風によって新芽が損傷しやすいので、発生前後に装着点検を行いましょう。
芽出し肥
気温・地温の上昇とともに根の伸長も盛んになります。春肥に次いで芽出し肥の施用を摘採期の3~4週間前に行います。窒素成分は
10aあたり15kg以下(硫安では3袋)と同時に苦土肥料を施用しましょう。できるだけ株下にも作用するように施用し、その後、軽く土と混和してください。
病害虫防除
4月上旬は特にカンザワハダニの発生に注意してください。また、新芽の伸長とともに4月中下旬にはウスミドリカスミカメやチャノホソガの発生に注意し、ほ場の観察と適期防除を徹底しましょう。農薬の使用については、商品ラベルをよく読み、収穫前日数・希釈倍率・散布量・使用回数に注意しましょう。