畑の中で少しでも空いた場所があれば、エダマメを栽培してみませんか?
特徴
エダマメは、根についている根粒菌が空気中の窒素を使って養分を作るので、窒素肥料がほとんどいりません。 ただし、ネギと共生している微生物はエダマメの根粒菌の働きを弱めるため、ネギの近くには植えないようにしましょう。
ほ場選び
耕土が深く排水の良い畑で前作肥料があまり残っていない所を選んでください。また、連作ができないので豆類栽培の後には栽培しないように注意してください。
畑準備
1㎡あたり完熟堆肥3㎏、苦土消石灰120gを畑全面に施し、よく耕しておきます。播種の4~5日前に化成肥料(愛菜物語みどり)を1㎡あたり50g施し、通路幅70㎝の畝を立てます。
播種
種まき前に土が乾燥していれば、散水し土を湿らせます。1ヵ所3粒ずつ株間25㎝で1条まきにします。種まき後は、15㎜程度覆土し、切りわらや籾殻をまき、その後かん水します。芽が出るまでは土が乾燥しないように注意してください。
※ 種を鳥が食べる恐れがあるので、ひもやネットを張りましょう。補植用として、ポットで苗を用意してもよいでしょう。
間引き・土寄せ
間引きは、本葉3枚頃に良い株を残して2本立てにします。株が倒れないように軽く土寄せをし、本葉8枚頃にも土寄せします。
追肥
基本的に生育が順調であれば追肥は不要ですが、開花前に枝の伸びが小さければ化成肥料(愛菜物語みどり)を1㎡あたり15g程度施用してください。
収穫
目安は、極早生種で種まき後70~80日、早生種で種まき後80~90日、中生種で種まき後90~100日です。
さやが十分にふくらんだら収穫します。収穫が遅れると硬くなるので、数回試し取りしましょう。