立命館大学 食マネジメント学部はこのほど、甲賀市の特産品「水口かんぴょう」のレシピ集を発行しました！
これは、県の「しがのふるさと支え合いプロジェクト」の一環で、今年3月に農林水産省の地理的表示（GI）保護制度に登録を受けた水口かんぴょうの魅力を広く広めることが目的。水口町今郷で棚田の自然環境の保護と保全活動に取り組む団体「今郷棚田集落協定」とＪＡこうか協力のもと、水口かんぴょうの収穫・加工体験と試食を通じた活用アイデアの検討や、レシピの試作・検討を行うワークショップを重ね、今回のレシピ集発行に至りました。
かんぴょうレシピ集
レシピ集は16ページで、発行部数は1,000冊。
食感が楽しく簡単な「かんぴょうチップス」や水口かんぴょうの長い形状を生かした「かんぴょうのトマト巻き」、甘い焼き菓子に変身させた「かんぴょうのフロランタン」など、食について学んでいる学生ならではの視点が盛り込まれた計11品を掲載しています。
調理ポイントのほか、「朝食にも良さそう」「小さな子どもでも食べやすい」などワークショップで開いた試食会で出た感想も掲載。またレシピ以外にも、水口かんぴょうについての歴史や特徴、取り組み等も掲載しています。冊子の最終ページにはＷＥＢアンケートのＱＲを付け、実際に作ったレシピや感想を募っています。
レシピ集は12月上旬に開催されたＪＡこうかの大農業祭の会場で配布を行ったほか、今後さまざまなイベントで配布・ＰＲを行う予定です。本ページにてダウンロードもできますので、ぜひご活用ください！
作成に携わった学生からのメッセージ
今回の取り組みで水口かんぴょうの魅力を感じ、歴史をつないでいくことへの思いが強くなりました。
レシピ集を通じて、今まで食べたことや調理したことがなかった若い世代の方たちにも消費してもらうきっかけにつなげ、生産拡大にもつながれば嬉しいです！
今郷棚田集落協定の福野 憲二 代表・長 源一 事務局長からのひとこと
収穫から加工・ＰＲ方法の検討・レシピ試作・レシピ集の作成・配布まで一連となったプロジェクトを行えたことに意義があると思います。学生の豊かな発想が加わりながら、良いものが完成しました。今後も地域資源を守る取り組みを継続して実施していきたいです。
