JAこうかは9月14日、甲賀市水口町にある組合員の圃(ほ)場で、第3回目(全6回)となる「ちゃぐりんキッズ倶楽部」を開催し、11家族27名の親子が秋冬野菜の定植体験を行いました。
この企画は、農業に親しむ機会の少ない子育て世代へ食の大切さや農業の役割など理解を深めてもらう事が目的。ちゃぐりんキッズ倶楽部はこれまでに、トマトとピーマンの夏野菜プランター栽培体験や、各自が育て収穫した野菜を使った料理教室など食と農への関心を高めてきました。
第3回目となる今回は、同JAくらしの活動課の田中 晃彦課長が定植の説明を行った後、参加者らは白菜とブロッコリーの苗それぞれ300株を定植しました。収穫までは、同課の職員と参加者が共に草引きや水やりを行います。
子どもたちは「畑から匂いがするのは、肥料の匂い? どんな肥料が使われているの?」「こんなにたくさんの苗を植えるのは初めて。収穫が楽しみ」保護者は「活動を通して、子どもが苦手だったピーマンを食べられるようになった。今後の活動も親子で楽しみながら学んでいきたい」など感想を語りました。
同課の担当者は「農家の皆さんがどのように野菜を育て出荷しているのか、それを皆さんが購入し食すという一連の流れを考え、食と農の大切さをみんなで楽しく学んでほしい。次回は収穫と販売があるので楽しみにしていてね」と子どもたちに話しました。
12月上旬には同JAが開催する大農業祭で参加者が育てた野菜を並べて対面販売を行い、定植から販売までの「農家体験」を行う予定です。