防霜対策
茶樹は気温の上昇とともに生育が促進され、低温に対する抵抗性が低下します。新芽の生育が進んでから凍霜害を受けると減収や品質低下につながりますので、収穫までの気象や防霜ファンの稼働状況を細かく確認し、被害を受けないよう万全な対策を心掛けましょう。
近年、晩霜害が多く発生しています。細心の注意を払いましょう。
芽出し肥
気温、地温の上昇により茶樹の根の伸長も盛んになります。4月上旬頃には芽出し肥の施用を行い、一番茶芽の収量確保を行いましょう。施用時期については摘採期の3~4週間前に行い軽く土と混和しましょう。なお、窒素成分は10a当たり15㎏ 以内にしましょう。
病害虫防除
茶園の観察を行い、越冬ダニを確認したら防除を行いましょう。新芽の伸長とともにツマグロアオカスミカメやチャノホソガの発生にも注意し、的確な防除を行いましょう。
農薬の使用については商品ラベルをよく読み、使用基準を遵守するとともに、散布の際には防護メガネや防護マスクの着用を遵守しましょう。
良質な一番茶の収穫に向け、摘採機や製茶機械の点検を行い、事故なく収穫を行えるようにしましょう。