今回は、秋に収穫できるショウガの栽培方法をご紹介します。
【ほ場の準備】
植え付ける2週間前に、1㎡あたり苦土消石灰を100~120g、発酵牛糞を3㎏、BMようりんを30g施用し深く耕す。その1週間後に化成肥料を1㎡あたり120g施し、畝を作る。
【植え付け(4~5月頃)】
種ショウガは、しっかりした芽があって皮にハリがあり、丸く膨らんでいるものを選ぶ。大きいものは芽が3~4個ほど付くように手で割る(一片の目安は80g前後)。植え付けは、芽が上になるようにして10cm間隔で並べ、土が少し盛り上がるように覆土する。
【追肥・土寄せ】
1回目の追肥は6月上旬、2回目は8月中旬までにそれぞれ1㎡あたり30g施し、軽く土寄せする。ショウガは高温多湿を好み乾燥に弱いので、梅雨が明けて高温になり乾燥してきたらしっかりと水をやり、梅雨明け後には敷ワラをして乾燥を防ぐ。
【収穫(10月~)】
ショウガは収穫時期によって呼び名が変わり、好みの時期に収穫する。
・筆ショウガ…新芽の葉が3~4枚開き、根がまた肥大していないもの。
・葉ショウガ…葉が5~6枚の頃で、根が少し太ったもの。
・根ショウガ…十分に根が肥大したもの。葉が黄色くなり始めた頃から収穫を始め、降霜前までには収穫し終える。