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農のこと

平成28年4月 スイートコーン(春まき)の栽培について

■畑選び

 根が深くなるよう排水良好で耕土が深く、有機質が豊富な場所が適しています。吸肥力が強く、前作で残った肥料分も活用できます。連作も気にせず栽培できます。

 

■畑の準備

 種まき、植付けの1ヵ月くらい前に1㎡あたり堆肥2kg、苦土石灰100gを施し、よく耕します。元肥として種まきの2週間前にCDUタマゴ化成S222などの緩効性肥料を150g施し、黒マルチを張ります。

 

■品種選び

 スイートコーンの品種は、早生・中生・晩生に大きく分けることができ、それぞれの生育期間(播種から収穫までの日数)が80日・90日・100日前後となっています。種まきの時期と収穫したい時期を考慮して選びましょう。遅まきになる場合は、中晩生の品種を選びましょう。

 

■種まき

 直まき、育苗のどちらの栽培も可能ですが、太くてよいものを採るためには、直まきの方がおすすめです。4月下旬~5月上旬が種まきの適期で遅くとも5月中旬には、まき終えるようにしましょう。

 

 1条まきの場合は、畝幅75~80㎝、2条まきの場合は畝幅140㎝とし、いずれも株間30㎝とします。1ヵ所に2粒まきます。種まき後1週間は、しっかりかん水を行いましょう。播種後約12日くらいで発芽します。その後、本葉が2~3枚のころに間引いて1本立ちにしましょう。

 

 間引くときは、残す方の根を傷めないように、間引く株の根元をハサミで切ってください。一列に長く植えるよりも、数列にまとめて同じ品種を植えるほうが、花粉の付きがよくなり、穂の先端まで実入りがよくなります。

 

■追肥、土寄せ

 本葉が5枚のころに、園芸用肥料「琥珀」などの高度化成肥料を1㎡あたり15g施します。このとき、倒伏防止を兼ねて、中耕、土寄せを行います。このときに作業効率を上げるため、マルチを取り除いても構いません。

 雄穂の出る前に、2度目の追肥を行います(1度目の追肥と同量)。出穂以降は積極的に水をやり、乾燥させないようにしてください。

 なお、収穫直前は鳥獣害対策や台風による倒伏対策を実施しましょう。

 

■収穫

 雌穂の絹糸が黒褐色に変わったころ(出穂から20日前後)が収穫適期です。収穫後は糖分の減少が早いので、できるだけ早く食べるようにしましょう。

 

■病害虫防除

 アワノメイガは、雄穂に産卵することが多く、孵化した幼虫が茎や実を食害しますので、受粉後に雄穂を切り落としてください。薬剤防除の場合は、全体によくかかるようしっかり散布しましょう。

 アブラムシは、高温乾燥時に発生しやすいため、発生初期に薬剤散布することが重要です。こまめに観察し、早期防除を心掛けてください。

※ 農薬を使用する際は、ラベルを熟読し、使用方法を遵守してください。

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