独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発行する社会貢献債（サスティナビリティボンド※1）への投資表明

　JRTT(独立行政法人　鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が発行する第151回鉄道建設・運輸施設整備支援機構債券（公社公団債）「サスティナビリティボンド」への投資を実施いたします。

　当ＪＡは『農業を振興し、食と緑と水を大切にします』、『心豊かで住みよい地域づくりに積極的に貢献します』、『人と人とのつながりを大切にします』を基本理念としていることから、資金の運用を通じ、人々が心豊かに暮らせる社会の実現を目指す発行体の皆様の活動に貢献したいと考えています。

　現在、地球的規模での生活の変化や気候変動といった環境変化が進み、人々の食と暮らしに深く関わる農業が果たす役割がますます大きくなっております。ＪＡが社会的な活動に関わっていくことに大きな意義を感じており、債券の取得を通して発行体への応援につながると考えています。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構様は、グリーン性（CO2排出が少ないなど環境負荷低減に資する鉄道の建設や船舶の海洋汚染防止等）と、ソーシャル性（多くの人が利用できる鉄道の建設や離島航路の整備など）に取り組んでおられ、その活動が国際的な第三者機関DNV※2から評価されたことに加えて、厳格な国際基準を設けるCBI※3からプログラム認証をアジアで初めて取得されるなど、世界から期待され、確かなものと認められる活動をされています。今回の投資が持続可能な社会の実現に向けた同機構の幅広い活動のサポートに繋がり、世界中の人々が心豊かで幸せに暮らせることを祈願しております。

  引き続き安全な資産運用を行い、社会的課題の解決に向けた貢献と社会的使命・役割を果たして参ります。今後も適切なリスク管理のもとで、同様の投資を継続的に実施し、心豊かで住みよい地域づくりに積極的に貢献してまいります。

債券の概要

　　銘　柄：第151回鉄道建設・運輸施設整備支援機構債券（公社公団債）

　　発行日：令和３年11月29日

　　発行額：総額90億円

※1「サスティナビリティボンド」とは

国連が掲げるよりよい社会を目指す17の国際目標であるSDG’sの延長にある、持続可能な社会の実現を「人・環境・社会」において持続的に発展させていく活動への取り組みに活用する目的で資金を調達する債券をいいます。

※2「DNV」とは

ノルウェー・オスロに本拠地があり、地球温暖化対策と温室効果ガス関連の第三者機関として多くの実績がある自主独立財団。気候変動問題に関する国際的な合意枠組みである「パリ協定」に基づいた再生可能エネルギーをはじめとしたグリーンプロジェクトを推進する発行体の活動資源となるグリーンボンド発行に必要な認証サービスを実施しています。

※3「CBI」とは

低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGO。投資家や政府が低炭素投資を行う際、気候変動債の投資対象が低炭素社会に貢献するものであることを審査し、基準を満たした債券には認証を与えることで、年金基金や保険会社等の低炭素投資を促進させることを目的としています。