8月から10月は、台風の到来と夏野菜の収穫や秋冬野菜の植付けが重なる時期となりますので、次の対策を行い、台風被害を受けないように備えましょう。
ほ場対策
大雨で畑が水浸しにならないよう、排水溝はあらかじめ十分に切っておきましょう。強風により実や葉、茎が揺すられたり、強い雨によって跳ねた泥が付着することで病気にかかりやすくなります。支柱などで
固定したり、あらかじめマルチや敷き藁を敷くと効果的です。また、台風の通過後には殺菌剤を散布し、病気の広がりを抑制しましょう。
ハウス保全対策
強風により農業用ハウスが飛ばされると、周辺の住宅や電線、電車、道路などへの被害により、生活や交通にも影響を及ぼす恐れがあります。
台風シーズン前に、農業用ハウス等の点検を行いましょう。
① ビニールのたるみ・破れがないか、ハウスバンド・金具類に緩みがないか点検し、必要があれば補修をしましょう
② 基礎部分や接続部分、柱などに腐食・サビがないか点検・補修をしましょう
③ ハウス周辺に飛ばされるものがないか確認し、あれば飛ばないように片付けましょう
④ 水稲育苗用など、この時期に使用していないハウスについては、被覆資材(ビニール)を外しましょう
⑤ 日頃から点検を行い、ハウスの補強に取り組むなど台風に備えましょう
⑥ 台風接近の際には「出入り口の閉鎖」や「風の吹きこみ口となる箇所がないか」を確認しておきましょう