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農のこと

【7月の営農情報】茶園管理について

土壌改良

 土壌改良とは、茶樹の健全な生育を目的に、土壌の酸度矯正や不足成分の補充を行うことを言い、一般的には二番茶後から秋肥の散布前に行います。

 茶樹の生育に最も適した土壌pHは4.0~5.0ですが、pH3.5を下回るような強酸性土壌では根量の減少、根の活性低下などが起こり、肥料の利用率低下などの悪影響を及ぼします。

 土壌改良資材の散布を行う前には土壌診断を行ってほ場のpHを確認し、土壌の改善に努めましょう。

病害虫防除

 二番茶摘採後の茶園は、一年で最も病害虫が発生しやすい時期です。

 カンザワハダニ、チャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイの基幹防除の適期は7月下旬~8月上旬です。また、7月中旬頃にはチャノコカクモンハマキの発生や、輪斑病、炭そ病の発病に注意しましょう。気象条件によって状況は変化するため、茶園をよく観察して適期の防除に努めましょう。

 また、8月上旬~中旬にかけて、クワシロカイガラムシ(第2世代幼虫)の防除適期を迎えます。ふ化状況をしっかり確認し、防除に努めてください。

 なお、農薬の散布前にはラベルをよく読み、使用基準を遵守してください。風が強い日など、他の農産物に飛散する恐れのある日は散布を避けるなど細心の注意を払いましょう。

 

 

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