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農のこと

平成28年5月 エダマメ栽培について

夏野菜の種播きや植付けは中~終盤にさしかかってきました。畑の中で少しでも空いた場所があれば、エダマメを栽培してみませんか?

 

■特徴
 エダマメは、根についている根粒菌が空気中の窒素を使って養分を作るので、窒素肥料はほとんど必要ありません。また、ネギと共生している微生物はエダマメの根粒菌の働きを弱めてしまうため、ネギ類との混植は避けましょう。

 

■ほ場選び
 土質は選びませんが、耕土が深く排水の良い畑で前作肥料があまり残っていない所を選んでください。また、連作には向かないのでマメ科作物の跡作として栽培しないように注意してください。

 

■ほ場準備 
1㎡あたり完熟堆肥3㎏、苦土消石灰120gを畑全面に施し、よく耕しておきます。播種の4~5日前に化成肥料を1㎡あたり40g施し、通路幅70㎝の畝を立てます。

 

■播種
 種播き前に土が乾燥していれば、散水し土を湿らせます。一ヶ所3粒ずつ株間25㎝で1条播きにします。種播き後は15㎜程度覆土し、切りわらや籾殻を播き、その後かん水します。芽が出るまでは土が乾燥しないように注意してください。
※ 種播き後、鳥に食べられる恐れがあるので、ひもやネットを張りましょう。補植用として、ポットで数株苗を用意してもよいでしょう。

 

■間引き・土寄せ
 間引きは、本葉3枚頃に良い株を残して2本立てにし、株が倒れないように軽く土寄せします。本葉8枚頃にも土寄せします。

 

■追肥
 基本的に生育が順調であれば追肥は不要ですが、開花前に枝の伸びが小さければ化成肥料を1㎡あたり30g程度施用してください。

 

■収穫 

 目安は極早生種で種播き後70日~80日、早生種で種播き後80日~90日、中生種で種播き後90日~100日です。 開花後35日~40日後、莢さやが十分にふくらんだら、やや若採りで収穫します。収穫が遅れると莢が退色して硬くなるので数回試し採りしましょう。

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