JAこうか女性部と（一社）家の光協会は9月1日、甲賀市水口町にあるJAホールで『クッキング・フェスタ』を開きました。

　このフェスタは、地元食材の美味しさや地域の伝統野菜の魅力について知ってもらうことで、食・農の大切さを広め、地産地消を盛り上げていくことを目的に毎年開催しているものです。今年で13年目を迎える今回のフェスタには、料理研究家の枝元なほみ氏を講師に迎え、「次代に伝えたいこうかの味。地産地消は私たちから！」と題して実施。女性部員らが中心となって参加者を呼び掛けたほかJA事業関係者らも参加し、昨年の約110人の倍となる約220人の方にお越しいただきました。

　フェスタでは、、枝元氏が伝統野菜などの地元食材をふんだんに使用した『水口かんぴょう牛丼』『下田ナスの肉詰め』『いちじくのケーキ』など試食会のメニュー6品を紹介し、女性部の役員らが枝元氏とともに調理したお弁当が振る舞われました。

　食後には記念講演を行い、枝元氏が「台所は閉ざされた空間ではなく、社会とつながっており、私たちが何を買うか、どこで買うかで地域の農業、日本の農業がまわっていく。自分の家族のためにも、日本の農業を守り、私たちが安全・安心な食べ物を残していかないとならない。地元の農産物を食べられる幸せを感じながら、“美味しい力”で社会を元気に動かそう」などと地産地消への思いを話しました。また、試食会で振る舞った料理の実演や、料理の時短テクニックなどの紹介もあり、枝元氏のユニークな講演に終始笑いが絶えないフェスタとなりました。