ＪＡこうか女性部の倶楽部活動「サンシャイン倶楽部」（部員＝197名・8月末現在）は9月5日、第3回目となる倶楽部活動を実施し、36名が参加しました。

　山寺の暮らしぶりを追ったNHKのドキュメンタリー番組「やまと尼寺精進日記」や『家の光』誌で毎月連載中の音羽山観音寺の後藤蜜榮住職に会いに奈良県桜井市を訪れました。

　音羽山観音寺は標高およそ800mの音羽山（万葉集にも詠まれている倉橋山）の山中にあり、観音寺へは急な坂道をひたすら登るコース。参加者は、持参の杖や参拝者用の杖を借り、蒸し暑さが残る中、時折吹く、山林の合間の涼しい風を感じながら観音寺を目指し厳しい山道を登り始めました。適度に休みながら1時間程歩くと木立の中に1200年の歴史を持つ観音寺に後藤住職が優しい笑顔での出迎えがあり、参加者は疲弊した心と体が喜びに変わりました。

　お昼休憩は、後藤住職が丹念に手入れをしている観音寺の庭を楽しみながら持参したおにぎりを頬張り、食後には本堂で、後藤住職とともにお経を唱えました。お寺の由来や地域とのつながりの大切さ、感謝の気持ちを忘れないこと等のお話を伺い、最後にNHKや（一社）家の光が取材した際の話を伺いました。ご住職に笑顔で見送られ、観音寺をあとに、約4㎞の山道を歩くコースを楽しみました。

　参加者は「家の光誌やNHKで拝見し、行ってみたいと思っていた。夢が叶い嬉しく思う」「急な上り坂が続き不安もあったが、皆で歩くことで登ることができた」と話しました。