寒害対策
冬季に発生する茶樹の低温障害を広く寒害といいます。寒害は発生原因により、凍害・寒干害・寒風害(落葉)・サメ肌症等に分けられます。
寒害を受けないための事前対策として、茶園の排水や保温対策を進めましょう。特に幼木園や樹勢の劣る茶園(病害虫の被害園、葉層の少ない茶園)では対策を万全にしてください。
敷きワラや敷き草などを株元に施し、土壌の乾燥や地温の低下を防ぎましょう。また、防風ネットを風上側に設置して寒風を和らげ、被害を最小限に抑えましょう。
点検
主たる茶園管理が終了し、農閑期を迎えます。次年度に向け今一度、摘採機や防除器具・製茶機械・防霜ファンの点検、茶工場内・茶園作業での危険箇所を事前に確認し、その対策を行いましょう。
また肥料や農薬などの在庫確認を行い、次年度に向けた計画を立てましょう。