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伝統野菜・ブランド野菜『しのび』シリーズ

 JAこうかでは、「近江米」や「近江の茶」とともに園芸作物を振興し、甲賀・湖南地域の農業を活性化していこうと営農指導員や農産物販売担当者の増強、新鮮で安全安心な農産物を販売するJAこうかの直売所「花野果市」の充実など、さまざまな取り組みをスタートさせています。

 伝統野菜も『忍』シリーズも収穫時期になると花野果市・ここぴあや県内外にある平和堂などのインショップを中心にお買い求めいただけますので、地元産の農産物を味わってみてください!

伝統野菜

 滋賀県には、おおむね明治以前に導入された歴史を有し、外観や形状、味などに特徴がある特産的な野菜が「近江の伝統野菜」として14種類あり、種子の保存が行われています。甲賀・湖南地域には5種類の野菜が伝統野菜として登録されており、その歴史や美味しさを次代へ残す取り組みも行われています。

鮎河菜(あいがな)
鮎河菜(あいがな)

 アブラナ科の野菜で、甲賀市土山町鮎河(あゆかわ)地区で栽培されています。地元の人はこの地区を「あいが」と呼ぶことからこの名前が付けられ、栽培の由来は大正時代とも、またはもっと古く平安時代にさかのぼるともいわれています。

 菜の花のように、とう立ちした茎葉部分を食用とします。蕾、茎、葉のすべての部分を食べることができ、中でも茎の部分は甘く、生でかじっても美味しいです。地元では塩漬けするのが一般的ですが、おひたしや油炒め、天ぷらなどでも美味しくいただけます。

収穫時期 3月中旬から4月中旬

下田なす(しもだなす)
下田なす(しもだなす)

 湖南市下田地区で明治以前から栽培されているナスです。

 一般的なナス(千両ナス)と比べると小柄で、ヘタを縁どるように白くなるのが特徴で、長さは6~10cmほどです。

 下田なすの特徴は、水分たっぷりのやわらかな実と薄い皮です。この特徴である「水分豊富なやわらかさ」を保つために、夏の雨の少ない時には乾かないよう 畝の間に水をはる「畝間冠水(うねまかんすい)」で常に水分を補給しながら育てる必要があり、栽培には多くの手間が必要です。

 実はリンゴのような甘味があり、とてもジューシーで、アクが少ないので浅漬けなどの漬物にすると、その美味しさが際立ちます。また、 皮が薄いので煮物やてんぷら、炒めものなどにも利用しやすく、火を通すとみずみずしい旨みがさらに増すとあって、最近ではパスタやグラタンなど活躍の場を どんどん拡げています。お好みの料理法で下田なすの魅力ある味わいを楽しんでみてください。

収穫時期 7月中旬から10月中旬

水口かんぴょう(みなくちかんぴょう)
水口かんぴょう(みなくちかんぴょう)

 水口かんぴょうの歴史は古く、およそ400年前の江戸時代から栽培されてきました。歌川広重の東海道五十三次の「水口宿」にも、ユウガオの実を剥いて、竹竿に簾のようにかけて干す天日干しの風景が描かれています。

 独特のやわらかさと甘さがあり、「煮えやすい」、「だしをよく含む」などの特徴を持つ水口かんぴょう。この食感と味は、昔ながらの天 日干しの製法を今も大切に守り続けているからこそ、出せる味なのです。巻き寿司のほか、色々な野菜と炊きあわせたり、酢の物や和え物、サラダなどにも幅広 く利用されています。

 水口かんぴょうの原料となる伝統的なユウガオの栽培は、畑に敷く長藁が大量に必要になります。甲賀市水口町では、水稲、ユウガオの後作として適している伝統野菜「日野菜」の栽培と一体的に生産されています。

 天日干しにこだわる水口かんぴょうは、大量生産できないため、高齢化や重労働を理由に後継者、生産量ともに減少傾向が続いていますが、近年では自治振興会や地域コミュニティにより、水口かんぴょうを復活させようとする動きが活発になってきています。

収穫時期 7月中旬から8月中旬

杉谷なすび(すぎたになすび)
杉谷なすび(すぎたになすび)

甲賀市甲南町杉谷地区で江戸時代から栽培されている希少なナスです。京都の賀茂なすのように丸くて大型の品種で、ややキンチャク状に筋が入るのが特 徴です。平均300~350gですが、大きい実は400g、直径10cm以上にもなります。古来からなぜか杉谷地区でしか育たないと言われており、事実、 近隣で同じものは存在していません。

 皮が薄く、肉質はち密でやわらかく、煮るととろけるように柔らかくなる大変美味しいナスです。地元では輪切りにして田楽にしたり、揚げなすとして食しています。煮炊きしても煮崩れしないのも杉谷なすびの特徴です。

収穫時期 8月上旬から9月下旬

杉谷とうがらし(すぎたにとうがらし)
杉谷とうがらし(すぎたにとうがらし)

 甲賀市甲南町杉谷地区で栽培されています。形はシシトウに近く、果実は曲がりやすく、先詰まりし、一つひとつ個性的な形をしています。

 とうがらしと聞くと「辛い」というイメージがありますが、杉谷とうがらしは食べてみると皮が非常に薄くて癖がなく、ほのかに甘みを含 んでいるのが特徴でとても美味しい野菜です。地元では、焼き物や炒め物のほかサラダなど幅広い料理に利用されています。また若い葉は、アクが少ないので、 煮物として調理されています。

収穫時期 8月上旬から9月下旬

ブランド野菜『忍』シリーズ

忍美蕃茄(しのびとまと)みかちゃん
忍美蕃茄(しのびとまと)みかちゃん

 忍美三姉妹の次女のみかちゃん。温室育ちで、真紅の体に甘さをたーっぷり蓄えたトマトです。夏の太陽のような輝きが自慢です。

収穫時期 4月~11月

忍美弓瓜(しのびきゅうり)みくちゃん
忍美弓瓜(しのびきゅうり)みくちゃん

 忍美三姉妹の長女みくちゃん。曲がったキュウリも味は最高です。そのままかじったりサラダにしたりと、夏場の水分補給にどうぞ。

収穫時期 4月~12月

忍玉真丸(にんたままんまる)
忍玉真丸(にんたままんまる)

 真ん丸のタマネギだけを選び、存在感のあるブランドにしました。酵素肥料「にんむ丸がん」を使用し、甘みをギュッと閉じ込めています。

収穫時期 6月

忍馬鈴薯(にんじゃがぁ)
忍馬鈴薯(にんじゃがぁ)

 園芸肥料「紅くれない」を用いて食味をアップさせたジャガイモ「ニシユタカ」です。煮崩れしにくく、カレーやおでんに適しています。

収穫時期 6月~7月

忍忍人参(にんにんにんじん)
忍忍人参(にんにんにんじん)

 酵素肥料「にんむ丸がん」を使用し、独自の栽培方法で育て、うま味と甘みを忍ばせています。焼いても煮込んでも美味しいです。

収穫時期 7~8月、12月~2月

忍美青椒(しのびぴーまん)みおちゃん
忍美青椒(しのびぴーまん)みおちゃん

 忍美三姉妹の三女のみおちゃん。最近では珍しい品種「ニューエース」で、実が大きく肉厚でみずみずしく、生でも甘いのが特長です。

収穫時期 7~11月

忍玉西瓜(にんたますいか)
忍玉西瓜(にんたますいか)

 黒皮で黒装束忍者を連想させる忍玉西瓜。種がほとんどなく、糖度が12~14度と甘いのが特長です。食感は固めでシャリシャリ感があり、比較的日持ちします。

収穫時期 8月

忍之里芋(しのびのさといも)
忍之里芋(しのびのさといも)

 子孫繁栄の縁起物としてお正月にも活躍する野菜です。やわらかくねっとりした食感が、煮物・揚げ物・汁物で楽しめます。

収穫時期 11月~1月

忍葱(しのぶねぎ)
忍葱(しのぶねぎ)

 品種や栽培方法にこだわって育て、甲賀の寒さに耐え忍び美味しくなります。ほかの白ネギと比べると、その太さに驚かれることでしょう。とろりとした食感と甘さが特長で、鍋の主役にもなれるネギです。

収穫時期 12月~3月

お問い合わせ

園芸・果樹・茶の生産・販売については

 園芸特産販売課(TEL:0748-62‐0588)または各営農経済センターへ!

 園芸作物、果樹、茶の生産・販売について、営農指導員がサポートします。お気軽にお電話ください。

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