プラ板で手づくりアクセサリー
子どもの頃に学校や地域のイベントでプラ板のキーホルダーを作った方もおられるのではないでしょうか。プラ板を使うと、キーホルダーだけではなく、ブローチや髪飾り、イヤリングなど可愛いアクセサリーも作ることができます。100円ショップでも工作用のプラ板と手づくりアクセサリー用の金具を販売しているお店もあり、材料も安価で揃えられます。
世界にひとつだけの手づくりアクセサリーを身に付ければ、気持ちもハッピー♪ 自慢の作品を作ってみましょう♪
プラ板とは…
プラ板とは、プラスチック板の略で、ポリスチレンが材料です。ポリスチレンなどのプラスチックには、熱を加えるとやわらかくなる性質があり、温度が下がると固まるので、お弁当のパックやおもちゃなどさまざまな製品に使われています。
プラ板は、ポリスチレンに熱を加えてやわらかくし、薄く伸ばしてそのまま冷やしたもので、再び熱すると元の形に戻ろうとする力が働いて縮みます。
今回は、プラ板を使ったアクセサリーの作り方とその加工法をご紹介します♪ 描いた絵は、ステンドグラス風に飾ってもきれいですよ!
作ってみよう!
用意するもの
プラ板、油性ペンなど色付けするもの、穴あけパンチ、アルミホイル、オーブントースター、はさみ、割りばしやピンセット
作り方
①プラ板に油性ペンなどでイラストや文字を書く。※プラ板は焼くと縮むので、イラストは大きめにする
②①を切り抜き、必要に応じて穴あけパンチで穴を開ける。
③アルミホイルをくしゃくしゃにして広げ、②をのせてトースターで焼く。※連続で何回も焼く場合は、トースター内の温度が上昇し過ぎないよう注意する。また、大きさが違うものは、焼き加減にムラができるので分けて焼く
④プラ板がそり返りながら縮んだ後、平らに戻ったら、やけどに注意しながら割りばしなどで取り出し、本などに挟んで平らに成形する。お好みで金具などを取り付けたらできあがり!※塗料が乾いていないと本にくっついてしまうので、クッキングシートに挟んでから本に挟むと良い
今回は甲賀のゆめ丸で作りました!
いろんな方法でプラ板に色を塗ってみよう♪
加熱前に着色する方法
【油性ペン】
輪郭をくっきり描くときに便利です。ほかの着色方法と組み合わせると良いでしょう。
【色鉛筆】
ふんわりと優しい雰囲気に仕上がります。細かいイラストを塗る際に適しています。
※着色の方法…紙やすりでプラ板に薄く傷をつけ、表面をざらざらにした上から色鉛筆で色を塗る
【パステル】
水彩絵の具をにじませたような表現ができ、グラデーションを付けることができます。
※着色の方法…紙やすりでプラ板に薄く傷をつけて表面をざらざらにし、カッターナイフで細かく削ったパステルの粉をプラ板の上にのせる。上からティッシュやめん棒でトントンと叩き込んで色を付ける
加熱後に着色する方法
【アクリル絵の具・ポスターカラー】
色のムラが出にくく、POPなイラストに向いています。
【マニキュア】
透明感やツヤを残しつつ、色鮮やかな色に仕上がります。完成後のプラ板の表面に透明のマニキュアを塗るとほかの塗料の色落ちを防ぎ、表面にツヤを出すことができます。
※油性ペンの上から塗ると、油性ペンがにじんでしまうので注意する
プラ板のワンポイントテクニック