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農のこと

2月以降の茶園管理

 茶樹は気温や地温の上昇にともない、活動を始めます。

 平均気温が7℃になった頃から発根が起こり、10℃になった頃から新芽を生長させます。茶園の状態を観察しながら肥培管理を行いましょう。

春肥の施用

 春肥は、一番茶の生育・収量・品質に大きく影響し、茶園管理においても最も重要な施肥となります。萌芽期の30~40日前に当たる2月の下旬頃から、有機配合肥料もしくは緩効性肥料を施用しましょう。1回の施肥量は窒素成分で10a当たり15㎏以内とし、それ以上は分肥しましょう。施肥後は肥効が発現するよう必ず浅く土と混和してください。また、幼木園に施用する場合は株元から30㎝程度離して施用してください。

防除

 赤焼病の多発園、常発園では必ず防除してください。赤焼病の病原菌は、整枝時の切り口や強風による損傷部から感染し、3~4週間の潜伏期間の後、発病します。気温が高くなるにつれて感染率も高まり、15℃が発病適期となります。防除は、春期では3月上旬頃に行うのが基本です。感染期間が長く発生量も多いので、多発園では2月中旬と3月中旬の2回に分けて防除しましょう。また、幼木園などでは防風網による対策も風を弱めることができ、効果があります。

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