もうすぐ収穫時期を迎えます。これからの重要ポイントは、収穫適期の見定めです。
稲の出穂後、気温が高く経過した年は穂の登熟日数が短くなる傾向があります。
早生品種である「みずかがみ」「コシヒカリ」だけでなく、中生品種でも出穂後30日が過ぎれば準備を始めましょう(5月上旬の田植えの場合、盆明け早々に成熟期を迎えることが予想されるため、早めの準備が大切です)。
収穫は、青籾の残存率が10~15%になった頃に行いましょう。また、青籾の残存率50%程度の場合、収穫の目安は約7日後となります。
適期収穫のポイント
①ほ場に入って、葉色でなく穂をしっかり確認する
②上から3~4本目の枝し 梗こうにつく籾がすべて黄化した頃
③青籾の残存率が10~15%が残っている頃
【収穫を早くすると…】
→籾水分が高く乾燥経費がかかる
→青未熟粒の発生
【収穫を遅くすると…】
→胴割れ米、茶米の発生につながる