育苗の播種作業が終わり、これからの苗の管理がその年の収量、品質を左右します。5月の田植えに向けてしっかりと管理しましょう。
≪育苗期間の適温(ビニールハウス)≫
出芽期間2~3日 | 緑化期間2~3日 | 硬化期間4~16日 | |
昼間 | 30~32℃ | 22~25℃ | 18~20℃ |
夜間 | 30~32℃ | 15~18℃ | 12~15℃ |
緑化期間(前半)
育苗器の棚またはハウスの中に出芽した育苗箱を並べて保温シートを被せ、2~3日緑化してください。
この2~3日間に直射日光に短時間でもさらすと緑化しなくなる白化現象を起こすため、直射日光は避けましょう。
なお、1~1.5葉期まではかん水を控えめにし、発根を促してください。
緑化期間(後半・1.5~3葉期)
早朝、葉の先に水滴が少ない場合は、午前10時ごろに水を充分に与えましょう。ただし、苗が小さいうちは水を吸う量も少ないので、与え過ぎないようにしましょう。
硬化期間(前半・3葉期以降)
夜になっても床土が湿っていると、軟弱苗の原因になります。かん水は基本的に一日一回とします。床土が乾いたら午前10時~11時ごろに水を充分与えます。午後になって苗がしおれている場合は、午後2時までに再度かん水を行ってください。
硬化期間(後半)
徐々に外気温に慣らし、田植えに備えましょう。水管理ならび温度管理は硬化期間(前半)と同様に、昼夜の極端な温度差に注意してください。苗の高さが12~13cmで葉色が濃く、茎の