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【1月の営農情報】野菜栽培におけるマルチの上手な使い方

 畑の表面を資材で覆うことをマルチといい、ワラや刈り草などの天然素材のものから、軽くて扱いやすいポリフィルムまでいろいろな素材があります。

 ポリフィルムのマルチには、①土壌水分の蒸発や肥料・栄養分の流出を防ぐ、②土壌浸食や雨によって地表が硬くなるのを防ぐ、③雨水の跳ね返りを抑える、などの効果があります。さらに、色や素材によって害虫忌避や地温上昇、雑草抑制などの効果があります。今回はマルチの種類とその特性をご紹介します。

透明フィルム

 太陽を遮らないため地温上昇に優れるが、黒色フィルムのように雑草抑制効果はなし。秋~冬に野菜類に使用。

黒色フィルム

 地温上昇効果は透明フィルムより低い。太陽光を遮るため雑草抑制に効果がある。周年使え、長期栽培向き。葉物以外の野菜類に使用。

二層フィルム

 表と裏の色が違い、それぞれの色に効果が得られる。(例)白黒ダブルマルチ…表が白色になっていることにより地温の上昇を抑image1えられ、裏が黒色になっているため雑草抑制効果もある。夏場の高温時で栽培するトマトやレタスなどの果菜類に使用。

 

 

有孔フィルム

 均一の間隔で植え穴が開いているため、穴あけの手間がかからない。条数、株間ともいろいろなタイプがある。タマネギやスイートコーンなど、点まきする野菜に使用。

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不織布

 保温効果や風よけ、霜よけ、防虫・鳥効果があり、寒冷紗よりも苗の圧迫が少ない。ホウレンソウやコマツナなどの軟弱野菜の栽培時に直接被せて育てる(べた掛け)。

タイベック

 地温の上昇を抑制し、光反射を嫌うアザミウマやアブラムシなどの害虫抑制効果や、果実の着色促進効果がある。遮熱性が高いため、低温期の使用は避ける。トマトやネギ、葉物などの野菜や柑橘、落葉果樹、花卉などに使用。

敷きわら・刈り草

 地温上昇抑制に効果が高い。野菜全般に使用。image3

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