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農のこと

【11月の営農情報】茶園管理

寒干害対策

 これから冬を迎えるにあたり、寒干害を受けないよう茶園の排水・保温対策などを進めましょう。特に、幼木園、樹勢の悪い茶園(病害虫被害園、葉層のない茶園)では事前対策を万全にしてください。気温が10℃以下になると秋芽の生育は止まりますが、根の水分吸収は続くため、適度な土壌水分は欠かせません。地温低下を抑制し、土壌の乾燥を防ぐためにワラなどを畝間に敷くと効果的です。また幼木園では防風ネットを設置し寒風を和らげ被害を最小限にしましょう。

改植

 茶樹は永年作物ではありますが、経済寿命が過ぎると生産性が低下します。秋整枝が終了し、茶園管理が落ち着くこの時期に計画的に改植が行えるよう準備をすることが大切です。

 また改植を契機に斜度の緩和や排水整備による作業効率の向上を図り、たい肥や土づくり資材を施用し、土壌改良に努めましょう。

GAPによる点検

 今一度、摘採・防除器具の点検、茶工場内で異物混入の可能性がある場所、茶工場内・茶園作業での危険箇所を事前に確認し、その対策を行いましょう。また肥料・農薬などの資材の在庫確認を行い、来年度に向けた計画を立てましょう。

 

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