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農のこと

【5月の営農情報】田植え後のほ場管理について

 田植えシーズン真っ最中です。今後重要となるほ場管理について確認しましょう。

溝切り・中干し

 溝切り・中干しは目標穂数8割の茎数が確保できれば遅れず実施し、強制落水を行わず自然減水で中干ししましょう。葉色が薄く、分げつが進んでいないほ場では還元障害を起こしていると思われるので、すぐに中干しを行ってください。

溝切りの目的

 ①中干しの効果を高める

 ②中干し後の水管理を行いやすくする

 ③収穫期に短期間で落水しやすくする

溝切りのポイント

  水管理が簡単にできるよう、溝切りは10a当たり1本は設置しましょう。

中干しの目的

 ①無効分げつを抑制し、過繁茂を防ぐ

 ②土壌中に酸素を供給し、根の伸張を促す

 ③田面を硬くすることで、収穫直前まで入水できるようにする

中干しのポイント

 期間の目安は7~10日間です。硬質田は軽く、粘質田はやや強く中干しをしますが、極端に強い中干しは根を傷めることになるので注意しましょう。

中干し開始の茎数目安

主要品種  茎数目安
みずかがみ、コシヒカリ、滋賀羽二重糯  16本程度/株
キヌヒカリ、きぬむすめ、日本晴  18本程度/株

除草剤散布

 ほ場によく発生する雑草を調べ、その種類に応じた農薬を選定することが大切です。薬剤のラベルなどで確認し、農薬使用基準を遵守して使用してください。

 また、除草剤の効果を高めるため、散布後1週間以上、水を動かさないようにしましょう。施用前に天気予報を調べ、散布予定日直後に強い雨や強風がないことを確認し、適切な水管理を行ってください。

 なお、JAこうか特別栽培米に取り組まれている方は、使用できる薬剤が決められていますので、栽培ガイドラインなどをご確認ください。

いもち病

 置き苗は、いもち病蔓まん延えんのもととなるため、できるだけ早く処分してください。また、JAこうか特別栽培米に取り組まれている方はいもち病に本田散布の薬剤(コラトップ粒剤など)は使用できませんので、万一、本田で葉いもち病が蔓延している場合は営農経済センターへ事前にご相談のうえ、使用してください。

 農薬を使用される場合は、必ず手持ちの農薬容器ラベルをご確認してご使用ください。

 

 

 

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