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【3月の営農情報】春植えジャガイモの栽培

適地

 高地の冷涼な気候を好む植物なので、15~20℃が生育に適した気温です。また、排水がよく耕土の深い有機質に富む肥えた土質を好みます。

品種

 作付ける品種は春作と秋作で異なります。一般的に、春作には休眠期間が長い男爵やメークイン、キタアカリ等の品種が適しています。

畑の準備

 連作障害が発生しやすいので、ナス科の野菜が最低3年間は作付けされていない場所を選びましょう。定植の1ヶ月前に1㎡当たり2㎏ の堆肥を施用し、深く耕します。土壌がアルカリ性になると病害が発生しやすいので、石灰は施用しないか、1㎡当たり50g 程度にとどめます。

 定植時に幅60~70㎝くらいの畝を立てます。畝の中央部に上溝を掘り、基肥は植えつけの時に植え溝のイモとイモの間に園芸用肥料『JAこうかオリジナル肥料「紅くれない」』を1ヶ所当たり20g 施します。ジャガイモは生育初期に肥料を効かせて株を作り、開花以降は肥料が切れるように栽培するのがポイントです。

植えつけ 

 種イモは市販されている無病のものを利用しましょう。新芽は霜に弱いので、晩霜の心配がなくなってから地上に芽を出すように3月中旬頃に植えつけます。80g 程の大きい種イモは、芽を2つ以上つけて切り分けます。切り分けた種イモは切断面に草木灰をまぶしてから植えると、腐敗による欠株が少なくなります。植え溝に切り口を下にして株間20~30㎝で並べ、5㎝程度覆土してください。

芽かき

 芽数が多いとイモが小さくなるため、強い芽を1株当たり2~3本残して株元からかき取りましょう。

追肥・土寄せ

 イモが大きくなるにつれて押し合って、地表へ押し上げられてくるので、露出しないよう適宜株元に5㎝くらいずつ土を寄せます。追肥は、芽かきの頃と、芽かきから2週間後の花につぼみが見えてきた頃にそれぞれ園芸用肥料『JAこうかオリジナル肥料「琥こ 珀はく」』を1㎡当たり30g 程度施しましょう。

収穫

 花が咲き出す頃になるとイモも少し大きくなってきます。収穫の適期は、茎葉が黄変した時期で、適期に収穫したイモはデンプン価が高く、貯蔵性も優れます。掘り取りは晴天の日に行い、掘り取ったイモは冷暗所で自然乾燥させます。

病害虫

 アブラムシ類やオオニジュウヤホシテントウが多発します。風通しの良い環境で育て、軟弱にならないようにし、数が少ないうちに補殺しましょう。病害では土がアルカリ性に傾くと、そうか病が発生するので、基肥の石灰の施用を控えるとともに、植えつけ前に種イモの消毒を行いましょう。

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