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食とくらしのこと

ヒノナ

~赤紫と白のコントラストが美しい、滋賀を代表する野菜~

 ヒノナは滋賀県日野町が発祥の地であることから、この名が付けられたカブラの一種です。

 ヒノナの根には、アミラーゼを含んでいます。これは、でんぷんの消化酵素としてはたらき、胃もたれや胸やけを解消する働きや整腸効果があります。

 葉の部分には、B‐カロテンを非常に多く含んでいます。B‐カロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、そのほかにも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。また、ビタミンCも豊富で、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

 選ぶ際は、葉がみずみずしくしゃきっとしているものを選びます。また、ひげ根が少なく、表面が滑らかなもの、根の下半分まである程度の太さを保てているようなものがいいです。

 すぐに使わないのであれば、葉の部分と根の部分を切り分け、どちらも濡れた新聞紙でくるみ、ビニール袋に入れて野菜庫に立てて入れておきます。基本的には、すぐに塩漬けにしてしまうことをおすすめします。

 ヒノナのほとんどが葉を付けたまま漬物として利用されており、この紫色が美しい色合いをした漬物として引き立ち、滋賀県蒲生郡日野の有名な桜漬けとして知られるようになりました。 少しエグミがありますが、漬物にしたときにはパリッとした食感と共にこれが特有の美味しさを感じさせます。この首の部分の赤い色と葉の赤みが漬物にした時に、全体をほんのりとした桜色に染め、見た目にも好い風合いを持たせます。

 

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