3月は、2月に引き続き春肥の施用を行いましょう。気温も上昇し始め、茶樹の活動も活発化してきます。
また、茶樹に限らず、害虫も活動を始めます。病害虫の被害を抑えるためにも、茶園の観察、防除をしっかり行いましょう。一番茶の収穫に向け、機械などのメンテナンスも事前に行っておきましょう。
春整枝
春整枝は地下部の活動が始まる直前(平坦地では3月上中旬頃、山間地では3月中下旬頃)に実施しましょう。整枝位置は葉層ができるよう十分確保してください。整枝が深くなると秋季から冬季に形成充実した芽が刈り取られることにより、萌芽が遅れたり減収の原因となる場合がありますので注意しましょう。
カンザワハダニ
越冬ダニは3月の中旬から下旬に基幹防除の時期となります。
薬剤が葉の裏側によくかかるように丁寧に散布しましょう。また、薬剤を選択する際には、抵抗性個体の出現防止のため、ローテーションなどで同一の薬剤の連用は避けるように努めましょう。