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農のこと

タマネギの管理

 秋に植え付けたタマネギが、追肥と防除の時期を迎えています。大きなタマネギを収穫するために適期作業を心掛けましょう。

追肥

 園芸用肥料『紅くれない』などの化成肥料を1㎡当たり約30g施用します。1回目は12月下旬頃、2回目は2月上旬頃からが施肥の適期となります。肥料の施用後は、三角鍬などを使い浅く中耕しましょう。深く耕すと根を切ってしまい、生育不良につながります。3回目の追肥は3月中旬です。4月になってから追肥をすると、病気にかかりやすく、腐敗や収穫後の日持ちが悪くなるので注意してください。
※ マルチ栽培をしている場合は、生育を見ながら、必要な分を施肥してください。

防除

 べと病やさび病が葉に発生します。べと病は、はじめに葉の表面にうっすらと灰白色のカビが生じ、ひどくなると黄褐色に変わり枯れてしまいます。また、さび病はオレンジ色の円形の斑点が無数に発生し、商品価値がなくなってしまいます。ともに冬から春にかけて、温暖多雨の条件下で多発しますので、ほ場の排水確認を行うとともに、3月になればこれらの病気に対して登録のある殺菌剤で防除しましょう。葉が盛んに伸び出す4月にも、もう一度防除しておくと発病を抑えることができます。
 なお、病気が出始めた場合は、葉を摘み取ってから薬剤散布すると効果が高まります。

 近年の暖冬傾向で、病害が多発しています。病気が出てからの対応では遅いので予防をしっかり行ってください。

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