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農のこと

平成28年4月 育苗管理について

育苗の播は種しゅ作業が終わり、これからの苗の管理がその年の収量、品質を左右します。5月の田植えに向けてしっかりと管理しましょう。

 

■緑化期(前半)

 育苗器の棚またはハウスの中に出芽した育苗箱を並べて保温シートを被せ、2~3日緑化してください。昼間は22~25℃、夜間は15~18℃で管理するようにしましょう。

 この2~3日間に直射日光にさらすと白化現象を起こすため、直射日光は避けましょう。

 なお、1~1.5葉期まではかん水を控えめにし、発根を促してください。

 

■緑化期(後半・1.5~3葉期)

 早朝、葉の先に水滴が少ない場合は、午前10時ごろに十分に水を与えましょう。ただし、苗が小さいうちは水を吸う量も少ないので、与えすぎないようにしましょう。温度計は苗箱から20㎝くらいの高さに設置し、昼は25℃以下、夜は15℃以上に保ってください。

 

■硬化期(前半・3葉期以降)

 夜になっても床土が湿っていると、軟弱苗の原因になります。硬化期においては、昼間18~20℃、夜間12~15℃で温度管理し、かん水は基本的に1日1回とします。床土が乾いたら午前10時~11時ごろに水を十分与えます。午後になって苗がしおれている場合は、午後2時までに再度かん水を行ってください。

 

■硬化期(後半)

 徐々に外気温に慣らし、田植えに備えましょう。水管理および温度管理は硬化期(前半)と同様に、昼夜の極端な温度差には注意してください。苗の高さが12~13㎝で葉色が濃く、茎の太い苗に仕上げましょう。

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